【イベントは終了しました】
このたび、2月12日(土)・13(日)に開催いたします、現代版寺子屋「スクール・ナーランダ」vol.6 山口を、一律オンラインでの開催に変更し、YouTubeで無料配信することといたしました。
いま再び、新型コロナウイルス感染症が拡大している中で、感染そのものへの心配に加え、日々の暮らしや先行きが見通せない将来に対する不安も社会に広がっているように感じます。「スクール・ナーランダ」は、2,500年連綿と人々の心を支えてきた仏教をはじめ、多様な分野の智慧に触れることで、「心の軸」をつくるヒントになることを目指して、若い世代の方を対象に2017年より開催してきました。
今回、オフラインでの開催は断念することとなりましたが、このような状況だからこそ、より多くの方にその機会をお届けするべく、広く一般に公開する方向へと舵を切ることといたしました。
この機会に、ぜひご参加ください。
地球と人との関係、政治や経済の仕組み、多様な生き方・変わることを求められているけれど、どうやってどんなふうに変わったら良いのか、そもそも本当に変わることは正しいのか、明確な答えが見出せないでいます。
変化に目を奪われて、普遍的で変わらないもの(不易)まで失って、私たちは大丈夫でしょうか?例えば、その土地と人が積み上げてきた文化や伝統、2,500年連綿と人々の心を支えてきた仏教もそうかもしれません。
かつて、日本の仕組みを大きく変えた「明治維新」のうねりを作りだしたのは、三方を海に囲まれ、情報と人の交流が盛んだった山口の若者たち。今回のスクール・ナーランダでは、環境、農業、経済、ファッション、仏教…世界を俯瞰する大きな物語から小さな物語まで、多様なお話をうかがいながら、今の暮らしと未来をつなぐ、変わらないための変わり方(流行)を、ここ、山口から考えます。
「不易と流行」
変わりゆく世界で 変わらないために変わる 私たち
講師紹介
【内科医】占部まり うらべ まり
1965年シカゴにて宇沢弘文の長女として生まれる。1990年東京慈恵会医科大学卒業。1992~94年メイヨークリニックーポストドクトラルリサーチフェロー。地域医療に従事するかたわら「社会的共通資本論」を唱えた経済学者・宇沢弘文の理論をより多くの人に伝えたいと活動をしている。2019年に日経SDGsフォーラム共催『社会的共通資本と森林』『社会的共通資本と医療』など。宇沢国際学館代表取締役、日本メメント・モリ協会代表理事、日本医師会国際保健検討委員。JMA-WMA Junior Doctors Network アドバイザー。国土緑化推進機構森林SDGs研究委員。
【農家・僧侶・音楽家】中村明珍 なかむらみょうちん
1978年東京生まれ。2013年までロックバンド銀杏BOYZのギタリスト・
チン中村として活動。2013年3月末に山口県・周防大島に移住後、「中村農園」で梅などの果樹、米などの農業に取り組みながら、真言宗善通寺派の僧侶として暮らす。また、 農産物のオンライン販売とライブイベントの企画を行う「寄り道バザール」を夫婦で運営中。著書「ダンス・イン・ザ・ファーム 周防大島で坊主と農家と他いろいろ」(ミシマ社)。http://www.nakamura-organics.com
【僧侶】赤井智顕 あかい ともあき
浄土真宗本願寺派僧侶。1980年生まれ。龍谷大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。本願寺派布教使。浄土真宗本願寺派善教寺(兵庫県西宮市)副住職。浄土真宗本願寺派総合研究所 研究員。京都女子大学非常勤講師。相愛大学非常勤講師。龍谷大学元非常勤講師。 NHK 文化センター講師。認定 NPO 法人はんしん高齢者くらしの相談室正会員。著書:『智慧のともしび-顕証寺本蓮如上人絵ものがたり-』(共著)法蔵館、2020年、『拝読浄土真宗のみ教え(布教読本)』本願寺出版社、2013年 、ほか。
【生物地球化学者】吉田尚弘 よしだ なおひろ
東京工業大学地球生命研究所特任教授 (名誉教授) および情報通信研究機構客員研究員。1954年東京生まれ。地球環境化学、宇宙地球化学を専門とする研究者。自然界の物質循環に対して肥大化した人類活動が大きく干渉して地球環境は急速に変化している。自ら開発した同位体分子計測法により、物質・分子の起源と物質循環を追跡し、地球環境変動、 地球と生命の相互作用の研究を行なっている。 国連環境計画サイエンスアドバイザーに代表されるように、国内外の研 究、教育の推進などの社会的役割を継続する一方、2020年から新た に、竹中育英会奨学生選考委員、科学技術振興機構創発的研究支援事業プログラムオフィサーなど、若手育成にも携わっている。日経地球環境技術賞、日産科学賞、紫綬褒章、三宅賞ほか受賞。
【ファッションブランド・ディレクター】米田年範 よねた としのり
「SREU」ディレクター。1981年、北海道生まれ。武蔵野美術大学造 形学部建築学科を卒業後、文化服装学院服飾専門課程服飾研究科、文化 ファッション大学院大学(BFGU)ファッションクリエイション専攻 ファッションデザインコース修了。BFGU在学中よりコレクションブラ ンドなどで経験を積む。2019 年よりSREUをスタート。 ブランド運営他、飲食店、内装なども手掛ける。 2021年8月にオープンした、東京都写真美術館のカフェ「フロムトッ プ」のプロデュースも手がけている。
SREU(スリュー)
2020SSシーズンより“FURUGI-ni-LACE”から“SREU”へとリブランド。 前身のブランドから変わらず、リメイクと言う手法を軸に、よりサステ ナブルな服を提案。 シーズンテーマは特に設けていない。 2021SSにはリメイクを行う中で発生する余剰な古着を利用した、「ス リュー サープラス」をスタート。 2023SSシーズンまでにサステナブルマテリアルの使用率100%を目指 している。
【僧侶】福間義朝 ふくま ぎちょう
浄土真宗本願寺派僧侶。1951年生まれ。本願寺派布教使。広島県教専寺住職。大学を卒業後、岡山県の山陽放送にてラジオDJをつとめながら、僧侶の勉強をした。現在は浄土真宗本願寺派の布教使を養成する機関の講師をつとめつつ、全国各地のお寺へおもむき浄土真宗の教えを伝 える活動を行っている。
スクール・ナーランダ Vol.6山口
オリジナルプログラム
各講師の授業やトークセッション、参加者と講師を交えたディスカッションに加え、山口開催ならではの独自プログラムを配信します
仏徳讃嘆の音楽空間を体感する
山口雅楽会特別法要(2/12)
雅楽並びに勤式作法の研鑚と普及に励む僧侶たちが集う「山口雅楽会」による特別法要に加え、雅楽器、お香、お袈裟など仏具や作法を紹介
800年以上の歴史を持つ山口市無形文化財
徳地和紙漉き・和綴じ本制作(2/13)
鎌倉時代初期、東大寺の高僧により山口に伝えられたとされ、800年以上の歴史をもつ「徳地和紙」。徳地地区で育てた天然の素材を使った質の高い和紙づくりを手がける職人に学ぶ、紙漉きと和綴じ本制作。
チーム・ナーランダと共に創る
スクール・ナーランダの大きな特徴の一つとして、参加者と同世代のスタッフ「チーム・ナーランダ」にも参画してもらっています。
「スクール・ナーランダvol.6山口」が、新たな発見と創造の場となるように、チーム一丸となって企画・運営に取り組んでいます。
最新情報はFacebookでも更新しています。その他、スタッフやチーム・ナーランダの状況やコメントも更新していますので是非チェックしてみてください!