お寺を訪ねて〝ホームページ版〟

蓮師法要をご縁に仏壮結成

 萩市時守山の麓、光山寺(武田宣住職)の木々に囲まれた参道を、雅楽の調べに導かれ訪ねた。 

 光山寺では、仏教壮年会(西島孝一会長)で雅楽会を結成している。この壮年会は、蓮如上人五百回遠忌法要向けての萩組の仏教壮年会活動推進にあわせ、平成9年に発足。 これを契機として現在組内9ヶ寺に仏教壮年会が結成されている。

 光山寺仏教壮年会々員は現在120名。文化部と体育部を設けて運営をしている。

 文化部は研修会と雅楽会を受け持ち運営している。研修会の特色として、仏教以外の歴史や教育関係の方を講師に迎え、地元に密着した学びの場として好評を得ている。

 体育部では、ソフトボール部を結成し、寺独自の大会開催、組大会に参加している。 

  また、ボーリング大会なども企画運営している。 

 会員同士の繋がりを深めつつ学び、若い人がいかにすれば寺に関心を持ってもらえるかと、連携のとれたお念仏相続の姿が伺われる。

雅楽を通して会員の絆

 今回は雅楽会の練習に伺わせていただいた。雅楽会は壮年会と同時に結成。光山寺では、かなり以前には法要に雅楽が演奏されており、その当時のように自分たちの手で演奏をしようという目標で始められた。

 現在雅楽会のメンバーは15名。2ヶ月に一度日曜日の夜に、山口雅楽会指導のもと約2時間の練習を行っている。

 仏壮文化部長の野村賢治さんは、「雅楽会結成時に先生方の演奏を目の前で聴いて感動し、始めました。しかし、楽譜にしても、初めて体験するものばかりで、音を出すことすら難しく会員の戸惑いは隠せませんでした。実際リタイヤする者も少なくなかったのです。しかし、ご指導のおかげにより演奏ができるようになつた喜びはひとしおでした。会員同士の絆も深まり、お寺とのご縁が深くなりました」と喜びを語られたと同時に、会員がなかなか増えないことを心配されていた。

 しかし熱心に練習に取り組んで、レパートリーも3曲になりましたと喜ばれる姿に、この会の更なる発展を感じた。

日校から仏青活動に発展

 光山寺では、仏教青年会(中尾裕美会長)も活発に活動している。国安博之教区仏青連盟委員長は当山の前仏青会長である。雅楽会には仏教青年会々員も所属 している。 

 結成は平成3年で、日曜学校卒業生の中学生を中心として始まった。現在は30才位までの会員が集う。月一度の例会は日曜日に行っており、会員自らの提案で活動計画を立て、2ヶ月ごとにレクリエーションや現地学習を取り入れている。 

 また、除夜会の運営も担っており、その時は地元を離れた会員達も集まって来る。 

  中尾会長は「仕事が忙しく、みんなが集まることのできなくて残念です。でも除夜会の時は、お寺に参ればみんながいると思って、帰省した会員もOBも楽しみにして集まって来るのが嬉しい。元旦のお勤めも心が安らげます」とお寺を心のふるさとに育つ会員同志の繋がりを喜ばれていた。 

 また、来年の山口教区引受けの「全国真宗青年の集い」にも協力したいと語られた。 

武田晋副住職は光山寺ホームページを開設しており、メールで遠方の仏青会員ともお念仏の輪を広げている。 若い人のお寺離れが問題となっている昨今、光山寺では青壮年の念仏の声が雅楽の音とともに響いている。