お寺を訪ねて〝ホームページ版〟

仏壮活動のあれこれ

 肌寒さも感じる秋雨の夕刻、今回は宇部小野田組・教念寺(兼安英乗住職)を訪ねた。

 教念寺では、毎月第3木曜日の午後6時半から、仏教壮年会の月例会が行われている。昭和50年に発足した当会の現在の会員数は約70名だが、これは正会員は65歳までという年齢制限のためで、それ以上の方は参与会員という形で40名がおられる。

 月例会は、日中に法座のある月は、夜席の形で講師の法話を聴聞し、それ以外の月は、会員の中から講師を選出し、それぞれの立場・経験を活かした講話がなされる。時には外部から専門家を招かれての講話もあるそうだ。

 

 教念寺では、毎年8月に小中高生対象の本山参拝が行われ、その時は仏壮が中心になってお世話をされる。その卒業生が現会員の中にもいて、最も若い方は36歳!だそうだ。

 その他、毎年ご旧跡や妙好人ゆかりの地を訪ねる研修旅行 が行われる。研修旅行とは別に、これまでインドや中国の仏跡地等にも行かれたそうだ。

 教念寺では、毎年8月に小中高生対象の本山参拝が行われ、その時は仏壮が中心になってお世話をされる。その卒業生が現会員の中にもいて、最も若い方は36歳!だそうだ。

 その他、毎年ご旧跡や妙好人ゆかりの地を訪ねる研修旅行 が行われる。研修旅行とは別に、これまでインドや中国の仏跡地等にも行かれたそうだ。

親睦から活力を生む

 盛んな活動を支えている要因の一つとして、月例会の後に行われる懇親会が挙げられる。今回の取材では例会・懇親会と同席させていただいたが、その席で現会長の山本誠士さんは、「この懇親会で親睦を深めることによって、冗談が言い合えるような仲になれます。おかげで会員内での衝突はありません」と、和気あいあいとした雰囲気の中で語って下さった。また年に数回仏壮主催のゴルフ大会が行われ、これも会の親睦を深める大きな要因だ。

 兼安英乗住職は「会員の方々は自主的に行動され、その雰囲気が次の世代に受け継がれている。家庭においても、父親が本気にならないと、子供もかわらないのではないかと思います」と、しみじみと語られたのが印象的だった。

結成40周年の合唱団

 教念寺では仏壮の他にも様々な強化活動がなされているが、「あそか合唱団」もそのひとつだ。

 あそか合唱団は、昭和41年に勤められた教念寺創建500年記念式典の音楽法要に向けて昭和39年に発足した女性合唱団だ。

 「若い世代の方々にお寺にご縁をもっていただきたいという思いがありました」と、初代団長の兼安昭子前坊守は話され、続けて「当時は何を歌えばいいのか手探り状態で、NHKの『みんなのうた』の曲を歌ってみたりしました。やがて本山の仏教音楽研究所に赴くようになり、仏教讃歌の楽譜をそろえるようになりました。」と述懐された。

 発足当初から指導と伴奏には、外部から専門家を迎え、急速に実力を伸ばし、昭和60年には本願寺本堂昭和御修復完成慶讃法要の「祝賀の夕べ」に出演する運びとなった。そこで同席された作詩家の山崎 朗氏に作詩を依頼され、作曲家・中田喜直氏により「こころの季節」という曲が完成した。

 その後も本山での世界仏婦大会や、山口別院における法要をはじめ、各地で精力的に演奏会を開かれ、今年(2004)の6月には40周年記念演奏会が宇部全日空ホテルで行われた。

 「この40周年の演奏会で、私達は全てを出し切ったと思います。これでもうやめてもいいかな、という声が出たほどです。しかし再び練習に戻ると、皆が45周年、50周年を目指して頑張ろう、とやる気満々でした。これにはただただ驚きました」と語られる前坊守の表情はとても活き活きとされていた。

 仏壮・合唱両者とも、参加者が喜びを持って積極的に活動されているのが、ひしひしと伝わってくる取材だった。